ふだん被っている帽子の下は円形脱毛症。
その円形脱毛症を目立たなくするために丸刈りにし、帽子をかぶりながらの生活をしていました。
お世辞でも格好イイとは言えないとは思いますが、それでも一箇所もハゲがない状態というのはうれしいもので、イビツに伸びた丸刈りというヘアスタイルをしていたのです。
またタイミングによっては、一時的にでも幸せを感じることができる時期もあり、円形脱毛症によるハゲが完全に頭から消えるということもあったのです。
何年ものあいだ、多発性の円形脱毛症を患っていた私は、先日まで幅を利かせていたハゲが勢力を弱めてきた、と思い喜でいると、また別の場所で新しくハゲが発生していた、というようなことを何度も繰り返していました。「こんなことなんでもない、たいしたことない」という思いが、普通に生きている健常者なら思うことに、不意に「なんでもないようなことがぁ?、幸せだったとおも?う♪」とうい歌が、私自身の胸に思い浮かぶと、あらためて自分が不幸だな・・・と思ってしまうのです。
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円形脱毛症の苦悩(9)
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